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田中貴金属グループ、貴金属音を活用した音楽作品を発表

音楽レーベル・デラと共創 “聴く貴金属”『プレシャスメタル・オーケストラ』6月13日配信開始

田中貴金属グループの未来創発拠点「TANAKA未来研究所」は、音楽によるウェルネス支援を展開する株式会社デラ(本社:東京都港区、以下デラ)の「サウンド・ウェルネス ラボ」と協働し、金・銀・プラチナなどの貴金属の素材から発せられる音を使った音楽作品『プレシャスメタル・オーケストラ〜貴金属の音紀行 Vol.1』を制作した。2025年6月13日(金)より、各種音楽配信サービスにてリリース予定である。

「聴く貴金属」——素材から生まれる“倍音の響き”を楽曲に

本作品では、純金(Au)、純銀(Ag)、シルバーカッパー(銀銅合金)など、計8種の貴金属プレートを用い、それぞれの金属特性による音響(特に倍音成分)を最大限に活かした楽曲が構成されている。
鍵盤打楽器グロッケンの構造を応用し、プレートをマレットで叩くことで音を収録。収録・試作には数ヶ月を要したという。

配信される全4曲はいずれもクラシックの名作をベースに編曲。うち3曲は金属ごとの単独トラック、1曲は複数素材によるアンサンブルで構成されており、素材ごとの音響の違いを聴き比べることができる。編曲は癒し系音楽で定評のある作曲家・Mitsuhiro氏が担当。

科学と感性の融合から生まれた“貴金属サウンド”

TANAKA未来研究所では、「純粋な貴金属の音」に着目した研究開発を2023年より進めており、その一環として本プロジェクトが発足。
協業先のデラは、音が人間の生理・心理状態に与える影響を科学的に解析し、音楽とウェルネスの接点を探るラボ活動を長年続けている。

今回の取り組みは、産業・資産価値としての側面を持つ貴金属を「音」という感性的な領域に展開した初の試みとなる。今後はVol.2以降のリリースも視野に入れており、シリーズ化が計画されている。

作品情報(リリース概要)

  • 作品名:プレシャスメタル・オーケストラ〜貴金属の音紀行 Vol.1
  • 収録曲
     1. 主よ、人の望みの喜びよ ~ ゴールド・サウンド(バッハ)
     2. ピアノ・ソナタ 第14番「月光」 ~ シルバー・サウンド(ベートーヴェン)
     3. アヴェ・マリア ~ シルバーカッパー・サウンド(シューベルト)
     4. ジュピターの主題 ~ アンサンブル・サウンド(ホルスト)
  • 編曲:Mitsuhiro
  • 配信開始日:2025年6月13日(金)
  • 配信URLhttps://lnk.to/DLTA-8501

Mitsuhiro氏コメント

「どのMETALもひとたび音を発すれば、永遠とも思えるような長さで音が保たれる。純度の高いMETALだからだろう。そのおかげで、低音の重厚な音から、中音域の柔らかさと華やかさ、高音域のキラキラした響きまで、幅広いサウンドとなって楽曲に新しい世界を与えることができた。まだまだMETALの世界は広がりがあるに違いない。」

関連情報

  • TANAKA未来研究所
     田中貴金属グループによる、創業200年(2085年)に向けた次世代技術創出プロジェクト。
  • デラ「サウンド・ウェルネス ラボ」
     音楽の医療・福祉応用を研究する機関。公式サイト:https://www.della.co.jp/
  • 田中貴金属グループ概要
     1885年創業、国内最大級の貴金属取扱企業。産業・資産・宝飾各領域で製品・サービスを展開。