AIによるレストラン予約サービス「AutoReserve」を展開する株式会社ハローは、同サービスにおいて台湾および香港の登録者数がそれぞれ10万人を突破したと発表した。多言語対応とAI自動予約による利便性が、訪日外国人ユーザーから高く支持されている。
背景には、台湾・香港における高い訪日需要と日本食人気がある。日本政府観光局(JNTO)のデータによれば、2025年4月時点で台湾・香港は訪日外客数で3位・4位に位置しており、直行便の豊富さや日本文化への関心の高さが要因として挙げられる。

「AutoReserve」は、繁体字中国語への完全対応に加え、営業時間外や電話予約限定の店舗にもAIが自動で予約を代行する機能を搭載。旅行前・旅行中を問わず予約できる点が評価され、現地メディアやSNSを通じて「言語の壁を超える訪日前サービス」として認知を拡大している。
予約傾向にも地域差が見られる。台湾ユーザーは沖縄県への予約が多く、「焼肉・しゃぶしゃぶ・すき焼き」といった温かい料理が人気。一方、香港ユーザーは北海道を好み、海鮮系レストランへの関心が高い傾向を示す。
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AIによる「自動かつ言語不要」の体験設計は、これまで予約が困難だった海外旅行者のストレスを大幅に軽減した。サービスは現在、日本全国250万店舗以上のレストランに対応しており、今後さらに多言語・多地域への展開が期待される。
公式サイト:https://autoreserve.com/
※本記事は、原文から一部編集・要約して掲載しています。