人手不足が続く物流の構造問題
株式会社アズスタッフ(東京都新宿区 代表取締役 小林周一)は、特定技能制度を活用した外国籍ドライバーの人材紹介および企業向けオンラインセミナーの提供を開始した。
物流業界では長年、ドライバー不足が課題とされてきた。背景には高齢化、労働時間規制、需要の増加がある。求人募集の増加だけでは解決が難しく、採用手法そのものの見直しが求められている。
その一つの選択肢として制度化されたのが、特定技能による外国籍人材の受け入れである。しかし実際には、制度の存在と現場導入の間に大きな距離が存在している。
導入が進まない理由は「時間」と「不確実性」
企業が導入を躊躇する要因は複数ある。採用から入社までの期間の長さ、免許取得の不確実性、手続きの複雑さである。
従来は教育、試験、ビザ申請などの過程を経るため、乗務開始まで長期間を要していた。さらに免許切替の手続きでは、予約や試験の状況により予定通り進まない可能性がある。
企業にとっては人材確保の解決策である一方、運用リスクが大きい制度として認識されていた。
期間短縮のための採用設計
同社の取り組みは、採用工程の順序を再設計する点に特徴がある。教育を前倒しした人材を確保することで、入社までの期間短縮を図る仕組みである。
あらかじめ日本語試験や技能評価試験を満たした候補者を確保し、企業側の採用後に追加教育を行うのではなく、準備済み人材を紹介する形を取る。これにより企業の待機期間を短縮することを目的としている。
免許取得についても、従来の手続きに依存せず、国内教習所で取得する方式を採用している。
制度の壁は手続き理解にある
特定技能制度は導入可能であっても、企業側の理解不足が導入障壁となる場合が多い。ビザ、支援義務、教育体制など、制度運用には複数の要素が関わる。
そのため同社は、制度説明を目的とした企業向けセミナーを実施する。内容は制度概要、採用スケジュール、教育体制、支援内容などである。
制度そのものの認知ではなく、運用方法の具体化が焦点となっている。
海外教育と国内受け入れの接続
候補者の教育は海外拠点で行われている。日本語や交通ルールの学習を事前に行うことで、入国後の適応負担を軽減する設計である。
さらに受け入れ後の支援業務も提供される。生活支援や就労支援を含め、制度上求められる支援の実務を企業単独で抱え込まない形を想定している。
この構造は、単なる紹介業務ではなく制度運用の外部化に近い性質を持つ。
会社概要
社 名:株式会社アズスタッフ
英語表記:Az staff Inc.
HP:https://azstaff.co.jp/
専用サイト(外国人ドライバードットコム):https://gaikokujin-driver.azstaff.co.jp/
本社所在地:〒160-0023 東京都新宿区西新宿1-20-3 西新宿髙木ビル2階
従業員数:323名
拠点数:36拠点
設 立:平成23年8月15日
資本金:2,600万円
代表取締役:小林 周一
事業内容:・人材派遣業・人材紹介業・採用代行サービス・人材サービス全般・特定技能外国人にかかる登録支援機関業務
許可:登録番号:25登-011529
■ネパール送り出し機関(会社概要)
会社名:Kizuna H.R. Solutions Pvt.Ltd
設立:2023年03月
代表者代表取締役:Bhandari Thaneshwar(バンダリ タネショル)
資本金:2,000万ルピー
事業セグメント:人材紹介
事業詳細:特定技能人材紹介サービス 技能実習生紹介事業 翻訳事業、通訳派遣事業 ネパール労働省手続きサービス
所在地:〒44600 3F Kizuna Bldg Basundhara Kathmandu Nepal
連絡先:TEL:977-9857042135(代表)
許可免許等:厚生労働省人材紹介免許認可番号:1612/79/80, JITCO加盟 , OTIT送り出し機関番号:NPL003240
ZEROICHI編集部が注目した理由
ZEROICHI編集部が注目したのは、人材不足の解決策としての外国人採用ではなく、制度導入プロセスの設計が議論の中心になっている点である。
従来の人材確保は募集と待遇改善の問題として扱われてきた。しかし本件では、制度理解・教育・手続きの統合管理が重要な要素として提示されている。
これは人材問題が採用活動から運用設計の領域へ移行していることを示している。
制度導入が意味する変化
特定技能制度は単なる採用手段ではない。雇用、教育、生活支援を一体として扱う必要があるため、企業の役割が拡張される。
同社の取り組みは、その複雑性を分解し、導入可能性を高める方向の提案といえる。
物流業界における人材確保は、人数の問題から運用設計の問題へと移行している。今回の事例は、その変化を示す一例といえる。
■原文リリース(参照)
①原文リリース発表日付:2025年12月10日
タイトル:【ドライバー不足解消へ!】史上最速で特定技能ドライバーの入社が可能に!?
原文リリースのURL:
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000007.000170835.html
②原文リリース発表日付:2026年2月12日
タイトル:【特定技能ドライバー獲得へ!】外国籍ドライバー導入向けオンラインセミナー開催
原文リリースのURL:
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000010.000170835.html
※本記事は、原文から一部編集・要約して掲載しています。
誤解や偏りが生じる可能性のある表現については、原文の意味を損なわない範囲で調整しています。