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ノリで1,000万円をポチッた男。ホリエモンロケットの発射ボタンを押せる権利!「金額は関係ない、宇宙開発に関われることに価値がある」

(初回配信:2017年。本文中の情報は2017年のものであり、応募は締め切っております)

「人生って、ノリが一番だと思うんです。だって、どうせ皆死ぬじゃないですか。だからこそ、僕はとにかくノリが良い人間でいたい。そんな思いで、堀江貴文さんのクラウドファウンディングで『打ち上げボタンを押すことができる権利』に1,000万円を出してみようと思ったんです」。

そう語る、ノリが良すぎるこの男、芹澤豊宏さん(45)。芹澤さんは、現在ホリエモンが主宰する「堀江貴文イノベーション大学校(HIU)」の法人会員でありながら、ホリエモンの宇宙開発に賛同し出資、さらには不動産・建築会社の代表取締役社長を務める経営者でもあります。

今回、ホリエモンがファウンダーでロケット開発を行うインターステラテクノロジズ株式会社が立ち上げた「みんなの力で宇宙にロケットを飛ばそう!」というクラウドファウンディングは、なんと成功すれば「国内では民間企業初の宇宙空間へのロケット打ち上げ」という大快挙を成し遂げることになるのだとか。

▼クラウドファンディング詳細
『みんなの力で宇宙にロケットを飛ばそう!』

https://camp-fire.jp/projects/view/7166

「いやいや、1,000万円も出せないよ!」というそこのアナタに朗報です。なんとこちらのクラウドファウンディング、3,000円、5,000円、10,000円での出資も可能なのです!! たった3,000円で「みんなの力で宇宙にロケットを飛ばそう!」プロジェクトに参加でき、国内民間企業初の宇宙ロケット打ち上げに携われるなんて、この機会を逃して良いわけがありません。

そこで今回、「1,000万円で、ロケット打ち上げボタンを押す権利」を見事ゲットした芹澤さんに、直撃インタビューをさせていただきました!!

西内悠子(以下、西内):本日はよろしくお願いいたします。ホリエモンが「打ち上げボタンを押せる権利を、たった1,000万円で募集します!」笑いながら発表しているのを見ていたのですが、「絶対にネタやん」と思っていました。まさか本当に1,000万円出す方がここにいらっしゃったとは…。

芹澤豊宏(以下、芹澤):いえいえ、国内民間企業初の宇宙ロケット打ち上げに携われる機会なんて、他にないじゃないですか。なので、ノリで決めました(笑)。

西内:ノリで1,000万円…。どんだけお金持ちなんですか!

芹澤:お金持ちじゃないですよ。それに、お金持ちじゃなくたって、このプロジェクトに参加することはできるんです。このロケット打ち上げのクラウドファウンディングは3,000円から参加できるんですよ。しかも、ロケット打ち上げレポートやステッカー、Tシャツ、限定動画配信が見られたりと、メリットも沢山あるんです。

西内:3,000円、5,000円、1万円などの選択肢もありつつ、なぜ芹澤さんは今回「1,000万円」を選択されたんですか?

芹澤:やっぱり、どうせやるなら一番面白いことをしたくて。どうせ死にますし、お金を溜め込んでも仕方ないので。ならば「ノリ」で面白いことに参加しよう! そう思い、出資を決めました。国内民間企業初の宇宙ロケット打ち上げのボタンを「ポチッ」と押せるだなんて、考えただけでゾクゾクします。ただ、ノリとは言っても、僕が経営する株式会社ニーズ・コーポレーションから出資しているので、今回の1,000万円には、会社としての投資、あるいは宣伝費のような意味合いもあります。その意味で、この1,000万円は決して高すぎる金額ではないと思っています。

西内:たしかに、「国内民間企業初の宇宙ロケット打ち上げのボタンを押した社長」となれば、芹澤さんや会社の注目度も高まりますよね。ちなみに、芹澤さんの会社はどのような事業をされているのでしょうか?

芹澤:簡単に言えば、建築をローコストで行うという事業から始めたのですが、実績を積むことができたので、現在では不動産投資や、シンガポール等での海外飲食業展開も行っています。

西内:今からも花柄のお洋服でシンガポールに飛び立たれるということですもんね。羨ましい限りです。それにしても、ホリエモンも、まさか本当に1,000万円出す人がいるとは思っていなかったんじゃないでしょうか。

芹澤:たしかに、ネタっぽく募集していましたよね(笑)。

西内:はい。「“たった”1,000万円ですよ〜!」「破格ですよ〜!」「男気ある人募集してま〜す!」だなんて、完全にネタっぽかったです。

芹澤:そのネタを本気にしたのが僕ということです…(笑)。

西内:やはり、打ち上げを迎えるにあたり、緊張したりしますか?

芹澤:いえいえ、僕はボタンを押すだけなので、とにかく楽しみなだけです(笑)。また、さらに楽しみなのが、日本テレビ『アメリカ横断ウルトラクイズ』さながらの、「ウルトラハット」を用意してもらうことになっているんですよ!!

西内:あの、「早押しハット」とも呼ばれた、ボタンを押すと「ピコーン!! 」と上部から「?」マークが飛び出す帽子のことですか?

芹澤:そうです、アレです!!

西内:でも、ロケット打ち上げボタンって、「早押し」の必要はないですよね…。くれぐれも、焦らずにボタンを押してくださいね。

芹澤:そうですね(笑)。とにかく、あの「ウルトラハット」のような帽子を被ってボタンを押すのが楽しみで、今からワクワクしています。

西内:では、ワクワクだけで、緊張感は一切ないと…?

芹澤:いえ、これまでも堀江さんの宇宙開発には出資させていただいていたり、思い入れはあるのでもちろん緊張はしますよ。時折北海道での打ち上げ視察にも行っていますし。ただ今はもう開発チームが、宇宙に到達する高度100kmに耐え得る機体を開発してくれるのを祈りながら待つのみですね。

西内:芹澤さんのボタンの押し具合が、ロケット打ち上げの結果を左右することはないんですか?

芹澤:ないでしょ(笑)!! あったら怖すぎます。責任重大すぎますよ(笑)。打ち上げが成功したら、それは開発チームのおかげ。万が一失敗したら「芹澤さんのボタンの押し方が悪いでしょ!」と堀江さんに責められる気がしますけど(笑)。

西内:私もそんな気もします。なので、ちゃんと押してくださいね。

芹澤:頑張ります。

西内:ちなみに、芹澤さんがロケット打ち上げを応援する目的って何ですか? ホリエモンは、宇宙開発を手がける理由を「みんなが当たり前のように宇宙に行ける世界を実現するため」と言ってますよね。

芹澤:僕も、やはり安価に宇宙に行ける世界が実現すれば良いなという想いはあります。あとは単純に「安くロケットを打ち上げられるようになればビジネスになるな」という感覚ですね。なので、堀江さんは「安価な部品でコスパの良いロケットを作る」ということにこだわっているので、そこに非常に共感しています。

西内:安くロケットを打ち上げられたら、どのようなビジネスが生まれるのでしょうか?

芹澤:例えば「小型衛星機を打ち上げたい」というニーズは沢山あるんですよ。ただ、今はコストが高すぎて、どの企業も手が出ないんです。

西内:コストが高いといいますと、ロケット打ち上げってどれくらいお金がかかるものなんですか?

芹澤:例えば「はやぶさ2」を打ち上げた「H2A」には、ロケット開発費や設備費などは含まなくても、約100億円掛かってるらしいです。

西内:100億…、それは想像を絶するハイコストですね。

芹澤:そうなんです。なので、今回の「コスパの良いロケットを打ち上げることを成功させること」が非常に重要なんです。成功すれば、衛星打ち上げサービスとしてビジネス化が見えてきます。近い未来には安価で気軽に宇宙に行ける世の中を実現できるはずです。

西内:宇宙旅行って夢物語だと思っていたのですが、芹澤さんやホリエモンのおかげで、もうすぐ宇宙に気軽に行けるようになるかもしれないんですね! ホリエモンはよく「宇宙開発は別に“夢”ではなく、極めて現実的なもの」と語っていますが、本当にその通りなんですね。

芹澤:そうですね。

西内:ところで、芹澤さんって人生の目標はありますか?

芹澤:僕の場合、人生において「目標」ってあまり考えたことがないんです。とにかく「今やりたいことが出来ている」という状態を続けられれば良いかなと思っていますね。

西内:では、芹澤さんにとっての「幸せ」とは何ですか?

芹澤:とにかく「ノリ」が続けられることです(笑)。「ノリ」って軽く聞こえますが、「一歩踏み出す勇気」とも言えるんですよね。でも、その「ノリ」がない人が世の中の9割を占めているんです。別に「ノリ」で考えれば良いのに、大半の人が何かを始めるときに、踏みとどまってしまう。でも、堀江さんを含め僕の周りで成功している人を見ると、皆さん例外なく「ノリが良い」んです。なので、ノリ良く人生を謳歌することは本当に大切なことだと思います。

西内:「ノリ」…深いです! 私もノリで1,000万円…は無理ですが、ノリで1万円出資してみようと思います。たった1万円で、ロケット打ち上げに携わることができ、ステッカーやオリジナルTシャツが貰え、限定動画が観れるなんてお得ですしね! ステッカー、PCに貼りたいです。

芹澤:そうですね!「人生、ノリ」ですよ! 人生を楽しくするため、面白いことを一緒に成し遂げるため、ぜひ「みんなの力で宇宙にロケットを飛ばそう!」プロジェクトに、より多くの人に参加してほしいですね! 人生一度きり、是非一緒に、宇宙への第一歩を踏み出しましょう!

……以上、ノリで1,000万円のクラウドファウンディングのボタンを、「ポチッ」と押した、男気ある芹澤豊宏さんのお言葉でした。皆さんもぜひノリよく、3,000円でも、5,000円でも、1万円でも、150万円でも、ポチッてみてくださいね! 150万円枠は残りわずか5人! 7月いっぱいで締め切られるので、急がなければポチれなくなりますよ!!

芹澤豊宏(せりざわ・とよひろ)さん
1971年、福島県生まれ。株式会社ニーズ・コーポレーション代表取締役。現在は不動産開発事業、建設コンサル事業を中心に、東南アジアを中心に飲食店等を多店舗出店、更にアーリーステージの企業へ投資を行うなど幅広く事業展開をしている。
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Text:西内悠子(りむちゅん)


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