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【特許出願】AI時代の著作権を守る新サービス「Uhalisi(ウハリシ)」登場

デジタルコンテンツの真正性をAI+ブロックチェーンで可視化、クリエイターの権利守る仕組みへ
株式会社Web3Consulting(本社:東京都千代田区)は、誰が、何を、どのように作成したのかといった履歴をAIとブロックチェーンで記録・証明する真正性検証サービス「Uhalisi(ウハリシ)」を開発し、2025年6月10日付けで特許出願(特願2025‑096865)を完了した。

背景と課題

AI生成コンテンツに揺れる信頼基盤
近年、画像生成AIや文章生成AIの拡大は、フェイクコンテンツ、盗作、著作権侵害などのリスクを引き起こしており、「本当に人が作ったのか」という疑念が社会的にも深刻視されている。

「Uhalisi」が提供する機能と価値

生成経緯・編集履歴を自動分析
AIが文章・画像・音声などの生成由来や改変の回数を解析し、「AI生成率:12%」「改変2回」「真正性スコア92点」などを可視化可能。

ブロックチェーンに記録し改ざん防止
DFSChain上に記録され、第三者も確認可能な透明性と耐改ざん性を担保。これにより、いわば「デジタル特許」のような真正性証明となる。

真正性バッジの発行・埋め込み対応
コンテンツに証明付きバッジを付加可能。YouTubeやWebサイトなどに掲載することで、信頼性やクリエイターの正当性を対外的に示す手段となる。

想定ユースケースとその広がり

・クリエイター:自作イラストや動画に「自分が作った証拠」を添付
・教育機関:教材がAI生成でないことを学生に保証
・広報部門:公式文書の出所を明示し信頼性を強化
・Webライター:記事改ざん履歴を提示し職業的信頼を構築

こうした用途により、著作権保護から情報信頼性確保、フェイク報道対策まで広範な領域での活用が
期待される。

ZEROICHI編集部の注目ポイント


「本当に自分が作った」を証明できる時代の到来
 AIが生成可能な創作物が溢れる中、オリジナリティや第三者への信用を守るためのツールとして、Uhalisiは最前線のソリューションである。

先回り型著作権保護の先端
 従来は著作権侵害を後追いで扱ってきたが、Uhalisiは生成・改ざんの瞬間に「証明」を積み上げる、
まさに先回りする仕組みを構築している点に革新性を感じる。

Web3 × AI × 法的信頼性というハードルを越えている
 AI解析による真正性スコアと、ブロックチェーンによる証明性という複数技術の融合は、
信頼担保における高度な価値を形成する可能性がある。

今後に向けて

  • サービス展開時期や対応メディア・プラットフォームについての情報が待たれる。
  • 実利用時のUI/UX、スコアやバッジの受容性、法的効力の担保などは今後の検証ポイントである。

「このコンテンツ、本当に自分が作ったと言えるか?」――そんな問いに未来的な回答を示す
「Uhalisi(ウハリシ)」。ZEROICHIとしても、サービス実装と社会的受容の両輪に注目し続けたい。

※本記事は、原文から一部編集・要約して掲載しています。