Sponsored by ZENSHO HOLDINGS合同会社
堀江貴文氏のYouTubeチャンネル『ホリエモンチャンネル』で、ZENSHO HOLDINGS(ゼンショーホールディングス)合同会社最高経営責任者・今井友貴(いまい ともたか)氏、成長戦略部部長・上段雄一(うえだん ゆういち)氏、営業統括管理部部長・大嶽尚也(おおだけ なおや)氏、リコーデジタルペインティング株式会社・長坂純一(ながさか じゅんいち)氏と対談した。運送業界の課題解決の一つの糸口が“貨物運送トラック広告”と考えるZENSHO HOLDINGS合同会社の方たちと堀江氏が意見を交えた。
物流業界の社会問題を救う、貨物運送トラック広告とは?

-物流業界の課題に挑戦するZENSHO HOLDINGS合同会社様にご出演いただいております。

今井友貴(以下、今井):ZENSHO HOLDINGS合同会社代表の今井と申します。 弊社は物流業を行っています。他に2つ、広告業とペイント業を行っていて、今回お話しするのが広告業の部分になります。

堀江貴文(以下、堀江):はい。

今井:貨物トラックに広告を掲載していくという事業を行っています。 この事業を行っている背景としては、物流業界が2024年問題といわれる問題を抱えている中で、荷台に広告を掲載して収益を得ることで、この問題を解決していきたいという思いがあり、この事業を行っています。

上段雄一(以下、上段):2024年問題、2025年問題とメディアで言われていると思いますが、物流業界の2024年問題が「働き方改革」にあります。要は長い時間働けなくなってしまったというところがあります。 法律が変わる前と後で年間200時間ほど働く時間が短くなったと言われています。2025年問題に関しては「ドライバー不足」というところの話に続き、2025年現在でドライバーが全国で約14万人ほど不足していると言われてまして、これが3年後の2028年にはドライバー不足が更に深刻になり、約28万人ほど不足するという予測があり、こういったことが2025年問題の大きな課題となってきています。
堀江:なるほど、なるほど。
上段:運送会社の売り上げについては、基本的に荷主が運賃の金額を決定する権利があるので、運送会社が値上げをしようとしても、荷主が許可を出さない限り、売り上げのアップが難しいのが現状です。運送会社が板挟みになっているというのを、私自身も現場の中ですごく感じています。
堀江:なるほどね。
上段: 今、こういうのが物流業界の現状だと思いますが、堀江さんが現在の物流業界を変えるとしたら、例えばどのようなことを想起されますか?

堀江:自動運転ですよね。物流ってルートが確立しているじゃないですか、特に高速道路。1~2年で新東名高速道路の自動運転テストとして、自動運転や隊列走行が始まるということなので、特に高規格の高速道路、新東名や新名神などの大動脈となる場所は、早期に隊列走行が始まって、飛行機や鉄道の様なトラックではない部分とのシームレスな連携が必要になりますよね。貨物専用ターミナルとか艦船用航空機、それこそAmazonなど、独自で全世界を飛び回る貨物輸送機をいっぱい持っていますけど、その様な動きも今後はかなり加速してくると思っています。貨物新幹線も最近になって、青函トンネルの問題などもあり、 結構注目されてきていますよね。 貨物専用新幹線が本当にできるかもみたいな話もあるので、その辺のハイブリッドでまずは幹線の半自動化、全自動化みたいなところが1つ挙げられると思います。
貨物運送トラックとアドトラックの違い
上段:私たちの事業は単なる広告サービスではなくてですね、物流業界の未来にも深く関わっているビジネスモデルとして設計しています。
今井:弊社は「物流と広告の未来をつなぎ、社会の成長を支える」というビジョンを掲げています。その背景として、人手不足や労働環境の悪化が進んでいく中で「トラック1台あたりの稼働率をあげられないか?」という課題解決のために、荷台に広告を掲載し、広告掲載料で1台あたりの稼働率をあげていくことを目的にこの事業を行っています。
堀江:はい。

大嶽尚也(以下、大嶽):堀江さん、トラック広告への率直なイメージはありますか?
堀江:率直なイメージは特にないです(笑)。
大嶽:例えば、よく走っているアドトラックとか音や光を出しているトラック、貨物部分に広告物を掲載して走らせているので同じようなものになっています。 弊社の貨物運送トラックというものが、普段走っているアドトラックやビジョントラックというものと全く違うものになっております。
堀江:どのあたりが違うんですか?
大嶽:貨物運送トラックという形になるので、音や光が一切発生しません。
堀江:バニラなどの広告とは違うってことですよね。それは何で区別されるのですか? アドトラックと貨物運送業のトラックって、見た目は同じじゃないですか? 走行ルートが違うとか取り決めがあるんですか?

大嶽:そもそも広告を目的とした走行ではなく、貨物を運送する目的で走行する車両の荷台に広告を乗せるということでは、屋外広告物条例や各都道府県で定められている条例など、法規制も別です。商業施設など普段入れないところに入れたり、幹線道路や高速道路も運転できるため、高いポテンシャルがあり、走行台数というのが全国130万台走ってる中で、各運送会社様も様々なルート確保ができます。トラック広告ですので、かなりインパクトのある広告になっております。
堀江:うん。

大嶽:これは一般の普通自動車と比べた10tトラックを比較した画像です。デザインされた車両が走るので、街中を走っていると、見た人が違和感を覚えるわけですね。 このアイデアを実現するために印刷技術にもこだわっています。
堀江:だからリコーの人が来てるのか!
大嶽:長坂さん、よろしくお願いします。
貨物運送トラック広告に使われる革新的な印刷技術

長坂純一(以下、長坂):リコーグループのリコーデジタルペインティング株式会社と申します。私たちリコーデジタルペインティングでは、大型のダイレクトプリントというプリンターを開発、製造販売しております。製品名で言うと「オートボディプリンター」。シールを使わないで、トラックのボディに直接インクを吹き付けて印刷が完成します。ZENSHO HOLDINGS合同会社様にはプリンターを導入いただいています。 オートボディプリンターは、ほとんどが運送会社が自ら導入しています。
堀江:へー。
長坂:そのネットワークが今回のZENSHO HOLDINGS合同会社様が行っている広告事業とマッチングするのではないかと。
堀江:なるほど、なるほど。

大嶽:1kmあたりの推定認知者数のデータは12人となっております。 この12人の中から、認知した方の19%が3回広告に接触するというデータがありまして、こちらは大学の研究データに基づいて出しております。
堀江:ふーん。

大嶽:このデータを基本的なインプレッションとすると、オフライン広告ではあるんですが、かなり具体性を持った数字が出せるものになってるかなと考えております。オフライン広告の課題としては、具体的な数字が見えにくいというところで、今だとオンライン広告が主流だと思うんですが、オンライン広告とオフライン広告を繋ぎ合わせる媒体になるのかなと定義しております。
堀江:なぜこれまでこのような広告がなかったのですか?
今井:物流業界でアドトラックやビジョントラックが存在する中で、運送車両に広告を掲載するということがやっと最近普及し始めました。
堀江:僕からすると、昔からバスには広告が掲載していたと思うんですが。
今井:バス広告は市と連携していることもあり、市を走る媒体なのでトラックに比べてイメージが良いっていうのがあるのかなとは考えています。トラックはどうしても運転マナーが悪いことや「あおり運転」が問題視されるので。
堀江:じゃあ、御社も「あおり運転」があったら困るんじゃないですか?

今井:弊社ではトラックを1台ずつアプリで管理しています。管理している内容としては、どこを走っているのか、ルートはどういうところでエリアがどこなのか、費用対効果はどれだけあるのか、運転手の過去1~3年間の事故歴がどういうものなのか、運送会社の事故歴やどういう会社なのかとかいうのを管理しています。
堀江:なるほど。トラック業界はバス業界に比べると、すごいイメージが悪かったんですね! だから広告主も広告を出しにくかったんですね。それをアプリとかで結構細かに管理をできるようになって、今はデータロガーみたいなものも入れられるから、リアルタイムに今どこを走っているのかとか、変な運転していないかを監視できるようになったんですね。アドトラックとしてちゃんとした広告主が「この広告主にあおられたよ」と言われないように、テクノロジーの力で管理をできるようになった、だから広告掲載ができるようになったということなんですね。
貨物運送トラックのビジネスモデル

大嶽:貨物運送トラックは単なる広告ではなく、2024年問題などの社会問題の解決に繋がる社会的意義のある広告にしていきたいと考えています。運送会社様にも収益を還元するので、ドライバーの待遇改善を図る構造となっております。 広告を掲出する運送会社や利用者様、 国とか地方自治体、広告を掲載する企業様、あとは営業パートナー様という形で、営業の代理店を弊社でも提携しています。なので、このような構造で収益を上げ、運送会社へも還元していきたいという思いがあります。
堀江:なるほど、なるほど。コストはどんな感じなんですか?

大嶽:例えば4tトラック1台当たり1ヶ月20万円で走ることができます。 アドトラックだと10日間走らせるだけで100万~200万ほどいってしまいます。
堀江:へえー。

大嶽:かなりの金額いってしまいますので、運送のトラックだったら20日間以上走ります。本当に約10分の1の価格で走行可能で、そのぐらいの予算がある企業様でしたら、10~20台と導入いただければ、かなりの台数を走らせることができます。街をトラックジャックするようなプロモーションも可能です。
堀江:なるほど

大嶽:ご利用いただいている企業様ですと、蓄電池とか太陽光をやられている企業様が掲出していただいております。

大嶽:営業時に「マーケティング施策を一緒に考えませんか?」とよく言うのですが、トラック広告をやっていただいた中で、SNSのキャンペーンで、10台走らせる中で1台だけ違うものをデザインして「このトラックを探せ」のような、オフラインとオンラインの掛け合わせもできます。
堀江:なるほど。
大嶽:なので、ただのオフライン広告ではないというところが一番のポイントです。
ホリエモンに聞く! 事業を切り開くためのアドバイス
上段:もし堀江さんが私たちのビジネスモデルを聞いて、広告主だった場合にどの様に展開していきますか?

堀江:今だと万博とかに持っていくと良いのでは?
上段:実際に万博など人が集まるところも想定はしています。実際に営業の商談の中で話が出てきたのが、「広告を載せて、世界一動いた広告」としてギネスを取りたいというような話をいただいたりだとか、クライアントによって様々なのかなというのを感じています。
堀江:僕はバズを作るようなアート作品っぽくすると面白いかなと思いましたね。現代アートみたいな。富士山のローソンってわかります? あれって富士山という絶景のところに、近代的なコンビニエンスストアがあるのが面白いわけじゃないですか。こういうトラックの広告は現代アートと親和性があるような気はしますね。富士山麓のサービスエリアにこのトラックが10台並んでいて、富士山と一緒に現代アートになってるとかは成立しそう。そういう使い方がおもしろそうな気もしたんですけど。トラックの荷台がアート作品になって、どこかで全部見られますみたいなのをスポンサードしてもらう、トラックだとやりやすいですよね。

今井:弊社が今後のビジョンとして掲げている部分に関しましては、物流業界を変えていきたいというものがあるので、物流業界を第一に考えて収益改善としてこの事業をどんどん広げていきたいと思っています!
大嶽:今は東海エリアをメインとしていますが、関西・九州・関東エリアにも随時広げていきたいという思いがあります。各都道府県により条例や法令が違いますので、そこも確認した上で貨物運送トラック広告というものについて定義していきたいです。
堀江:頑張ってください! 面白かったです。
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画像:ホリエモンチャンネル
※この記事は『ホリエモンチャンネル』の内容を読みやすく再編集したものです。
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