株式会社CoeFont(本社:東京都港区、代表取締役:早川尚吾)は、AI音声プラットフォーム「CoeFont」の最新音声モデル「CoeFont v3 Fuji」を2025年8月5日より正式リリースした。本モデルは、人間らしさと感情の再現性を追求した独自のものであり、感情表現の精度と自然な発話リズムの両立を実現している。本モデルに対応した20種類以上のAI音声も同時に公開され、無料ユーザーでも3回までv3 Fujiを試用可能だ。
CoeFont v3 Fujiがもたらす3つの特長
「CoeFont v3 Fuji」は、これまでの音声合成技術の限界を超え、感情の再現力にフォーカスした独自AI音声モデルである。
- 自然な発話: 人間の発声特性を高度に解析し、抑揚・間・リズムなどをより自然に再現。聞く人に「話しかけられている」感覚を与える滑らかな音声に仕上げてある。
- 豊かな感情表現: 喜怒哀楽をはじめとする感情のゆらぎやテンションの変化も、従来より繊細かつリアルに表現可能であり、物語性のあるコンテンツやナレーションなど、表現の幅を大きく広げる。
- 最高水準の音声クオリティ: 明瞭かつノイズの少ない音質で、長時間でも「聞き疲れしない」快適さを実現。商用利用や業務ユースにも適したプロフェッショナル仕様である。
CoeFontのオリジナルキャラクターである「アリアル」と「ミリアル」も、「CoeFont v3 Fuji」に対応し、より人間らしく、豊かな感情を伝えることが可能になった。
今後の展開とAI音声プラットフォーム「CoeFont」の概要
CoeFontは今後、企業向けにブランド独自の「声」をつくるカスタム音声ソリューションの提供を強化する。リアルタイムでの多言語コミュニケーションを可能にする「AI通訳」サービスも展開し、国際会議や観光、教育・接客現場などで言語の壁を越えたスムーズな対話を支援する方針だ。
「CoeFont」は、テキストを表現豊かで自然な音声に変換する「Text-To-Speech(TTS)」や、話者の声質を自在に変化させる「Voice Changer」などのソリューションを提供している。
サービスURL:https://coefont.cloud/
自身の声を「CoeFont v3 Fuji」に対応させたい方
本モデルの一般公開にあわせ、自身の声を「CoeFont v3 Fuji」に対応させたい方向けに、申請フォームからのエントリー受付を開始している。
■CoeFont v3 Fujiをためす
https://coefont.cloud/fuji/
■v3チャレンジ申請フォーム
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSeKTb-VTa1oRRi8ym9WjaxhgMj1GN_4pmF2LRwtCfFYI_2Nng/viewform?usp=header
ZEROICHI編集視点:記事化の注目点・取り上げ理由
本記事は、「AIが感情を習得した」という表面的なニュースではなく、「AI音声が人間の声の持つ“非言語的な意味”を代替し始めた」という、テクノロジーとコミュニケーションの本質的な境界線に注目した。
これまでのAI音声は「正しい言葉」を伝えることに特化していたが、今回の「感情の再現」は、言葉の裏側にある「抑揚、間、リズム」といった非言語情報にAIが介入できるようになったことを意味する。
これは、「伝える」という行為の半分以上を占める「感情と文脈」をAIが操り始めたということである。
特に、「聞く人に“話しかけられている”感覚を与える滑らかな音声」という表現は、AI音声が「情報伝達装置」から「人間関係を構築するコミュニケーションツール」へと進化し始めたことを示唆している。
この技術は、企業の顧客体験(CX)やサービスUIの向上だけでなく、教育や福祉といった分野において、より人間的で温かみのあるコミュニケーションをAIが担う未来を予感させる。
これは、AIが人間の仕事を奪うのではなく、人間の持つ感情や関係性の豊かさをテクノロジーで補完する、新しい時代の始まりとして、読者の関心を強く引きつけるだろう。
※本記事は、原文から一部編集・要約して掲載しています。