株式会社レイヤード(本社:福岡市博多区、代表取締役社長:毛塚牧人)は、2025年7月14日、医療機関における受付業務の完全DX化を目指した「無人受付ソリューション」を正式に提供開始した。
同社はこれまで、WEB問診や予約管理を通じて患者導線を全体最適化してきたが、今回、保険証・医療証の確認や患者誤認防止など、医療特有の受付課題を解決すべく、独自設計の無人受付端末を開発した。受付から問診、会計までを一貫してデジタル処理することで、業務効率と患者満足度の向上を図るものである。
無人受付ソリューションの特長
1.セルフ受付登録機能
予約・直接来院を問わず、患者が端末操作だけで受付を完了でき、スタッフ負担を実質ゼロに近づける。
2.自然誘導タスクフロー設計
保険証・医療証の撮影、問診記入、スマート決済登録など、診察前に必要な処理を端末が順序立てて案内する。
3.スマート決済対応
事前に登録した決済手段により、診察後の会計待ちを解消し、患者の帰宅時間を短縮する。
4.診察券レス運用
診察券を持たない患者でも、電話番号+生年月日による照合で本人確認を行い、診察券に依存しない受付を可能とする。
UI/UX設計にも配慮
高齢患者への配慮として、大きな文字・ボタンを備えたタッチ式インターフェースとし、直感的な操作を実現。また、本人確認は「生年月日+電話番号」の簡易照合方式を採用した。
提供開始と今後の予定
本ソリューションは、2025年7月14日より提供を開始しており、8月7日にはオンライン発表会を予定。さらに、7月19〜20日開催の「メディセオ医療フェア2025 in TOKYO」を皮切りに、大阪・名古屋でも展示予定である。詳しくは公式サイトにて随時案内される。
▼サービスサイト
https://layered.inc/wakumy/self-checkin/
ZEROICHI編集部注目
本件は医療現場の人手不足という社会課題に対応し、クリニック運営の効率化と患者体験の向上という2軸で利便性を高める取り組みである。DX推進の深化という観点からも今後の動向に注目したい。
※本記事は、原文から一部編集・要約して掲載しています。