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医療・福祉搬送を「仕組み」と「現場」から再設計する——mairu mobility本格運行開始が示す、搬送インフラの新しい形

株式会社mairu tech(東京都港区 代表取締役 大村慧)は、医療・福祉搬送サービス「mairu(マイル)」の実運行を担うグループ会社として株式会社mairu mobilityを設立し、必要な事業認可を取得したうえで本格的な運行を開始した。あわせて、サービス内容を分かりやすく伝える公式ランディングページを公開し、より広い利用者層への提供体制を整えている。

医療・介護の現場において、退院や転院、通院といった移動は、本人や家族にとって大きな負担となるだけでなく、医療機関や介護施設側にとっても調整や手配の負荷が発生する領域である。mairuが取り組む医療・福祉搬送は、単なる移動手段ではなく、移動前後を含めた支援の質を社会インフラとして高めることを目的としている。

搬送の課題は「移動そのもの」だけではない

医療・福祉搬送の現場では、車両の手配だけでなく、利用者の状態変化への配慮、家族や医療機関との情報共有、当日のコミュニケーションなど、複合的な対応が求められる。こうした要素は、移動時間の長短に関わらず、搬送全体の安心感や信頼性に直結する。

mairu techは、事業認可取得後、先行的な運行を通じて実際の搬送現場に向き合い、利用者や関係者から寄せられる声を検証してきた。その過程で、仕組みとしての手配システムと、現場で実際に対応する運行体制を切り離さず、一体として設計する必要性が明確になったという。

mairu mobility設立の背景

こうした課題認識のもと、mairu techは搬送オペレーションを専門に担うmairu mobilityを設立した。手配を行う仕組みと、実際の運行を担う現場の責任を分けつつも、両者を密接に連携させることで、サービス全体の品質向上を図る狙いがある。

mairu mobilityでは、医療・介護の資格を持つメンバーが運行を担い、利用者、家族、医療機関、介護施設とのコミュニケーションを含めた対応を行う。現場で得られる知見は、運行体制の改善だけでなく、予約や手配を支えるシステムにも反映され、継続的な改善につなげられていく。

認可に基づく運行体制

mairu mobilityは、一般乗用旅客自動車運送事業(福祉輸送事業限定)および東京消防庁認定患者等搬送事業の認可を正式に取得している。これらの認可に基づき、法令に沿った形で搬送サービスを提供している点は、医療・福祉分野において重要な前提条件である。

本格運行開始にあたっても、これまでの先行運行で得られた知見を踏まえ、搬送前後の情報共有、当日の流れ、搬送中の配慮など、実務面での改善を重ねているという。

現場の声を起点とした改善の積み重ね

mairuの特徴は、「完成したサービス」を一方的に提供するのではなく、現場の声を起点に改善を続ける点にある。利用者や医療・介護現場から寄せられるフィードバックを、運行体制と仕組みの双方に反映し、サービス全体の信頼性を高めていく姿勢が示されている。

このような改善の積み重ねは、医療・福祉搬送という領域において、将来的な標準づくりにつながる可能性を持つ。mairu mobilityは、実証と改善を通じて、医療・福祉モビリティのあり方そのものに挑戦している。

会社概要

株式会社mairu tech(マイルテック)
事業内容:医療・福祉搬送手配システム、搬送サービスの企画・開発 
設立:2023年5月22日
代表者:代表取締役 大村慧

株式会社mairu mobility(マイルモビリティ)
事業内容:医療・福祉搬送サービスの運営
設立:2025年5月30日
代表者:代表取締役 大村慧

コーポレートサイト:https://mairu.co.jp/
公式LP:https://info.mairu.co.jp/

ZEROICHI編集部が注目した理由

ZEROICHI編集部が本件に注目した理由は、医療・福祉搬送を単なるサービスとしてではなく、「社会インフラ」として捉え直している点にある。仕組みと現場を分断せず、運行責任を明確にした体制を構築することで、安心と信頼を積み上げようとする姿勢は、医療・介護分野における持続的な改善の一例と言える。

また、資格を持つ人材が現場に立ち、日常的な改善活動を行うという設計は、属人的になりがちな搬送業務を、仕組みとして洗練させていく可能性を感じさせる。派手な技術革新を強調するのではなく、現場と向き合う姿勢を重視している点が、編集部が取り上げた理由である。

公式LP公開と今後に向けて

今回公開された公式LPでは、サービス内容や利用の流れ、ドライバー紹介、FAQなどが整理され、初めての利用者にも理解しやすい構成となっている。医療・福祉搬送という分かりにくい領域を、丁寧に伝えようとする姿勢がうかがえる。

今後もmairuは、現場の声をもとに改善を続けながら、医療・福祉搬送を安心して利用できる社会インフラとして育てていくとしている。

■原文リリース(参照)
原文リリース発表日付:2026年1月20日
タイトル:医療・福祉搬送のインフラ構築に取り組む mairu tech、搬送オペレーションを担う「mairu mobility」を設立し、本格的な運行を開始
原文リリースのURL:
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000010.000123414.html

※本記事は、原文から一部編集・要約して掲載しています。
誤解や偏りが生じる可能性のある表現については、原文の意味を損なわない範囲で調整しています。