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一度に15種類もの“がん”を早急発見! 世界初の線虫がん検査「N-NOSE」とは

株式会社 HIROTSU バイオサイエンス(本社:東京都千代田区、代表取締役:広津崇亮)は、保有する世界初の線虫がん検査「N-NOSE」の技術の再現性が、複数の海外研究機関によって確認されたことを発表した。

新しいがん検査技術「N-NOSE」とは

画像:Salov Evgeniy/Shutterstock

線虫がん検査『N-NOSE』とは、嗅覚に優れている線虫を用いて、尿に含まれている“がん”の匂いから“がん”を識別する、世界初の一次スクリーニング検査だ。

この世界初の生物診断『N-NOSE』 の画期的な点は、主に2つ。

1つ目は、従来のがん検査では発見が難しかったステージ0-1の早期がんにも線虫が高精度で反応するため、がんの早期発見が可能ということ。

2つ目に、線虫が“沈黙の臓器”と言われているすい臓や肝臓を含む15種類の臓器のがんに反応することによって、一度の検査で全身のがんのリスクを網羅的に調べられる点が挙げられれる。これは、他の検査にはない大きなメリットと言えるだろう。
(※15種類の臓器のがん=胃、大腸、肺、乳、膵臓、肝臓、前立腺、子宮、食道、胆嚢、胆管、腎臓、膀胱、卵巣、口腔・咽頭におけるがん)

また、今回その『N-NOSE』の技術の再現性を確かめるべく、イタリアやアメリカなどといった海外の研究所にて「追試」が行われた。その結果、乳がんに対する識別精度は86.11%、前立腺がんの識別精度においては72%の識別精度をマークし、各がんに対して非常に高い識別精度を持つことが証明された。

線虫を用いた新しいがん検査である「N-NOSE」は、近い将来がん検査の表舞台に立ち、早期発見が難しい“がん”に対する新たな検査手法として重宝されることになるだろう。

株式会社 HIROTSU バイオサイエンス

線虫や線虫嗅覚センサーを用いたがん検査の研究や開発、販売を行いながら、「N-NOSE」の世界展開を目標に医療のイノベーションに携わっている。