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【頭専門揉みほぐし店『悟空のきもち』代表 金田淳美が語る“人気軸”経営とは? その1】

堀江貴文氏は1月23日、悟空のきもち代表の金田淳美氏を取材。「人気軸」の経営などについて話を聞いた。(初回配信日:2017年1月23日)

これまで頭のマッサージは、「頭のツボ押し」程度しかなかった

堀江貴文(以下、堀江) いやぁ~、頭のマッサージ、本当に気持ちよかったですよ。

金田淳美(以下、金田) ありがとうございます。寝られました?

堀江 寝たり起きたり、うつらうつらしてました。僕、『悟空のきもち』にずっと来たいと思ってたんですよ。でも、予約がなかなか取れないんですよね。

金田 そうですね。予約は3ヶ月先まで埋まっている状態です。

堀江 すごいなー。このマッサージスタイルは、スタート時から同じなんですか?

金田 いや、少しずつ変わっています。2008年のオープン当初は「気持ちいい頭のマッサージ」というコンセプトでしたが、今は「気持ち良くて眠りにつける頭のマッサージ」にシフトしています。

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堀江 頭のマッサージをやろうと思ったきっかけは?

金田 今、頭のマッサージ専門のお店って結構ありますが、私たちは始めた頃はまったくなかったんですよ。体をマッサージするお店で頭を少しやるくらい。それで、「パソコンとか使う時代になって、頭が疲れる人も多いはずなのになんで頭のマッサージの専門店がないんだろう」って思っていたんです。

堀江 はいはい。

金田 なら、自分たちで作ろうということで、1年間ほどかけていろいろなマッサージ方法を研究しました。

堀江 どこかに修業に行くとかではなかったんですね。

金田 そうですね。行けるところがあれば行ったんですが、なかったので。

堀江 普通にヘッドマッサージをやっているところに行ったりとかは?

金田 ヘッドマッサージと書かれているお店があれば行きました。海外も見てきました。でも、そこでわかったのは「頭のマッサージです」と言っても、ほとんどが首や肩のマッサージで、頭はツボ押し程度しかやらなかったんです。

堀江 ああ。

金田 頭って、体に比べて筋肉量が少ないので場所や状態がわかりにくいんです。だから、体のマッサージをメインにしている人からすると、筋肉をなかなか感じ取れない。それでツボ押しみたいなことになってしまう。

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堀江 そうでしょうね。

金田 そこで、頭の筋肉をきちんと感じ取るためのトレーニングを積んで、ツボ押しではない、今のような“頭のマッサージ”のスタイルになりました。

堀江 なるほど。

金田 それで「頭のこりをほぐそう」「硬くなっている筋肉を柔らかくしよう」と施術していると、多くのお客様がおやすみになるんです。そして「夜もぐっすり眠れました」という感想をたくさんいただきました。そうしたお客様の声から「究極のリラクゼーションは睡眠ではないか」と考えて、頭のマッサージから「眠る体験を味わえるリラクゼーション」へと変えたんです。

その2に続く

金田淳美 Atsumi Kaneda

頭専門揉みほぐし店『悟空のきもち』代表。2008年に日本初の頭専門揉みほぐし店『悟空のきもち』を京都・四条河原にオープン。2010年には大阪・心斎橋に2号店を誕生させた。その後、東京に進出し、2013年に表参道に、2016年に銀座に展開。現在、3ヶ月先まで予約が埋まっており、キャンセル待ちは全店舗合わせて約9万人(2017年1月現在)という。