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「仮想の物体を触ることができる」 【博士・玉城絵美が開発した 新「ポゼストハンド」とは?その2】

堀江貴文氏は8月31日、博士の玉城絵美氏を取材。「ポゼストハンド」などについて話を聞いた。(初回配信日:2015年8月31日)

リハビリなどの補助機として役立つかもしれない

堀江 でも、これリハビリとかに使えますよね。

玉城 実は今、勝手に手が動いた時に、ちゃんと脳の中で学習システムができるかどうかという実験の結果待ちなんです。

堀江 どういうことですか?

玉城 このポゼストハンドを使って手を動かした時に、「その刺激から脳が手を動かすということはこういうことだと学習する」という意見と、「その刺激に慣れて怠けてしまって、学習しないんじゃないか」という2つの意見があるんです。それで、脳科学分野と認知科学系の方たちにいろいろと使っていただいて、その結果を待っているんです。

岩崎健一郎(以下、岩崎) 現在は、そういう取り組みをしているという段階です。共同研究が始まったところですね。

堀江 半身不随になった人たちに、この装置をつけたら動くんですよね?

岩崎 筋肉が残っていれば、動くと思います。

堀江 例えば、脳梗塞などで右脳なり左脳なりがシャットダウンした時に、リハビリを行うとダメになっていない片方の脳が学習するんでしたよね? あれは、たしか小脳でしたっけ?

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その3に続く

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Photograph/Edit=柚木大介 Text=村上隆保

玉城絵美(Emi Tamaki)

『H2L』株式会社チーフリサーチャー、工学博士、早稲田大学人間科学学術院助教(当時)。1984年生まれ。沖縄県出身。2006年、琉球大学卒業後、筑波大学、米国ディズニー研究所を経て、2011年に東京大学大学院博士課程終了。同年、東京大学総長賞を受賞。ポゼストハンドが米『TIME』誌の「世界の発明50」に選ばれる。2012年、岩崎健一郎氏とともにベンチャー起業『H2L』を設立。2015年日経ウーマン「ウーマン・オブ・ザ・イヤー」準大賞受賞。

岩崎健一郎(Kenichiro Iwasaki)

『H2L』株式会社代表取締役(当時)。1984年生まれ。東京都出身。2008年、東京大学卒業。2010年、東京大学大学院にて修士号取得。2011年、理化学研究所テクニカルスタッフ。2012年、ベンチャー起業『H2L』を設立。代表取締役就任。