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「暗闇」×「ボクシング」×「音楽」が相乗効果を生む。【 「b-monster」塚田眞琴氏が語る フィットネス最前線 その2】

堀江貴文氏は9月5日、「b-monster」の塚田眞琴副社長(当時、現在は代表取締役)を取材。新感覚のボクササイズ「b-monster」について話を聞いた。(初回配信日:2017年9月5日)

ニューヨークでの体験を取り入れ、オープン1年で4店舗のスピード展開

堀江 今、4店舗(銀座、青山、恵比寿、新宿)あるんですよね(10月上旬に名古屋栄スタジオがオープン予定 ※編注:取材した2017年当時)。

塚田 そうですね。

堀江 どのくらいの期間で4店舗オープンさせたんですか?

塚田 ちょうどこの間、1年たちました。

堀江 えっ、1年で4店舗に増やしたんですか?

塚田 はい。

堀江 全部、直営店なんですか?

塚田 そうです。

堀江 すごいですね。大成功じゃないですか。でも、こういったスタジオを作るのにはお金がかかるでしょ?

塚田 そうですね。防音にすごいお金がかかります。

堀江 部屋の中にもうひとつ防音の部屋を作るみたいなイメージですかね。あと、揺れないようにもしなきゃいけないですよね。

塚田 青山のスタジオは地下なんですけど、やはり地下が一番いいですね。

堀江 スタジオを1店舗作るのにどれくらいお金がかかるんですか?

塚田 だいたい2億円くらいかかります。

堀江 そんなにかかるんですか。この“暗闇の中でやるボクシングフィットネス”って、どうやって思いついたんですか?

塚田 もともとボクササイズみたいなものをやりたくて、日本のスタジオをいろいろ回ってみたんですけど、なかなかいいのがありませんでした。それでニューヨークに行ったら、「暗闇でやるボクササイズ」なものがあって、それを体験したときに「これはいい!」と思ったんです。

堀江 ポイントは“暗闇”ですかね?

塚田 そうですね。“暗闇”と“ボクシング”と“音楽”ですね。それが相乗効果を生み出しているんだと思います。

堀江 ニューヨークには、そういう暗闇のフィットネスジムがどのくらいあるんですか?

塚田 そのスタジオは、今年2店舗目がオープンしたばかりです。私が行ったときは、まだ1店舗しかありませんでした。

堀江 じゃあ、日本のほうが多いわけだ。

塚田 そうですね(笑)。

堀江 ここは月会費はいくらなんですか?

塚田 デイタイムメンバーは月30回利用できて、月額1万5,000円(税別)です。

堀江 でも、みんな月に30回も来ないですよね。

塚田 それが、1日に3回レッスンを受ける方もいらっしゃるんです。

堀江 それはどういうモチベーションで受けるんですか。1日に3回って、連続して受けるんですか?

塚田 朝、仕事の前にきて、仕事の後に2回連続で受けたりする人がいます。

堀江 その人は何を目指しているんですか?

塚田 「運動が好きで好きでしょうがない」って言ってました(笑)。

堀江 今、会員は何人ぐらいいるんですか?

塚田 全店舗合わせると6,800人くらいですね。

堀江 すごいなー。ってことは、年間で売り上げが10億円超えてますよね。

塚田 そうなりますね。

その3に続く

塚田 眞琴(Makoto Tsukada)
「b-monster」取締役、1994年生まれ。大学3年生のときに起業し、暗闇ボクシングフィットネス「b-monster」をオープン。現在、代表取締役。