堀江貴文氏は9月5日、「b-monster」の塚田眞琴副社長(当時、現在は代表取締役)を取材。新感覚のボクササイズ「b-monster」について話を聞いた。(初回配信日:2017年9月11日)
プログラムはパフォーマーがそれぞれ作る。人気の高いパフォーマーは常に満員
堀江 暗闇ボクシングフィットネスは、どれくらいの市場があると思いますか?
塚田 具体的にはわかりませんが、まだまだ、あるんじゃないかと思います。
堀江 そうでしょうね。僕の周りでもやってる人はまだあまりいないから、まだまだこれからでしょうね。将来的には世界展開とかも考えていますか?
塚田 はい。目指すところは、それですね。
堀江 ただ、中国とかにはすぐにパクられそうですけど。
塚田 あー、それはありますね。
堀江 もう、パクられてるんじゃないですか? 上海にあったりして。
塚田 なんか一度、中国から「やらせてください」みたいなメールが来たことあったんです。そのときは丁重にお断りしたんですけど……。
堀江 それ、今、勝手にやってるんじゃないですか?
塚田 やってますかね。一度、シンガポールでやってみようと思って調べてみたんですが、スタジオ代と向こうのフィットネスの価格設定がものすごく高かったので諦めたんですよ。
堀江 月会費が1万5,000円よりも高かった?
塚田 はい。シンガポールだとフィットネスの価格って最低5万円くらいなんです。フィットネスって富裕層がやるものらしいので。たぶん、中国も同じような感じですよね。
堀江 そうでしょうね。でも、5万円でもいけるんじゃないですか。東南アジアの富裕層って最近、みんな太ってきてるから、痩せたいと思っている人は多いはずですし。それに東南アジアの富裕層ってすごい数がいますから。早くやったほうがいいですよ。やるなら、直営店ですか?
塚田 そうですね。やっぱりブランディングに力を入れているので、フランチャイズにするとそのへんが心配になってしまうので。
堀江 今、トレーナー(パフォーマー)さんって何人くらいいるんですか?
塚田 1店舗あたり7、8人ですね。
堀江 それを4店舗?
塚田 はい。
堀江 どうやって育てているんですか?
塚田 一応、プログラムのチームがあって、そこで研修をしてもらって役員が試験をするという感じです。
堀江 役員が試験をするって、どういう感じなんですか?
塚田 社長とか役員が、みんなでそのパフォーマーのプログラムを受けてみて、合格か不合格かを決めます。
堀江 なるほど、そのトレーナーさんというかパフォーマーさんは、どんな人が多いんですか?
塚田 やっぱりダンサーとか、あとは「俳優を目指していました」という芸能関係の人も多いですね。もともとフィットネスをやっていたという人は少ないです。
堀江 ここって、パフォーマーさんは結構、稼げるんですか?
塚田 稼げるようなシステムにはしています。基本給はフィットネス業界でも比較的高めに設定していて、そこにいろいろな手当を出していきます。
堀江 手当っていうと?
塚田 ランキングをやっていて、それで1位になるといくらプラスするみたいな感じです。
堀江 そのランキングは何で決まるんですか?
塚田 「お客様の動員数」や「お客様からの投票」、あとは「ブランディングに沿っているか」などをプログラムチームや役員で決めるというものもあります。
堀江 お客様の動員数っていうことは、パフォーマーによってお客さんの人数が違ってくるっていうことですか?
塚田 はい。やはり、そのパフォーマーがどんなプログラムを組んでいるかなどが関係してきますね。
堀江 じゃあ、人気のパフォーマーのレッスンは、常に満員とか?
塚田 はい。そうですね。
堀江 最初にお金をケチって、しょぼいものを作らなくて良かったですね。スタート時にいっぱい借りられて。
塚田 そうですね(笑)。
塚田 眞琴(Makoto Tsukada)
「b-monster」取締役、1994年生まれ。大学3年生のときに起業し、暗闇ボクシングフィットネス「b-monster」をオープン。現在、代表取締役。