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医療の可能性を広げる!世界初の“手術支援ロボット”が実現する「新たな外科手術」とは

三菱UFJキャピタル株式会社は、同社が運営するMUFGメディカルファンド(正式名称:三菱UFJライフサイエンス3号投資事業有限責任組合)より、世界初の空気圧駆動手術支援ロボットを開発するリバーフィールド株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長: 只野耕太郎 )に対して、第三者割当増資による出資を実行した。

手術支援ロボットへの投資の背景とは

写真:Zapp2Photo/Shutterstock

リバーフィールド株式会社が開発している手術支援ロボット「Saora」は、空気圧駆動を採用することによって既存の手術ロボットでは成しえなかった力覚フィードバック機能を搭載したもの。その結果、術中の安全性が向上することが期待されている。

また、空気圧駆動型のロボット「Saora」は、 既存の電気駆動型のロボットと比べて、“コンパクト”かつ“軽量”かつ“製造コストが低い”という3つのメリットがある。

そのため、 軽量化や製造コストの低下によって従来よりも多くの病院に導入できるようになるほか、コンパクト化によって従来の手術ロボットが不得意だった手術領域への活用ができるようになると考えられている。

そういった背景があり、今回は三菱UFJキャピタル株式会社はリバーフィールド株式会社に出資したというわけだ。

空気圧駆動型の手術支援ロボットが多くの病院で導入されるようになれば、より安全で高品質な手術が提供されるようになるだろう。また、今後さらなる需要拡大が見込まれる医療機器関連産業への投資はますます増えていくに違いない。

リバーフィールド株式会社

国立大学発のベンチャー企業。先進的な科学技術を基盤とした、医療機器の研究開発及び設計開発を行っている。